プラスチック製品を圧倒的に黒くする成形の新技術「反射防止構造体」で「第25回 四国産業技術大賞」奨励賞を受賞しました。
当社が受賞した技術は、プラスチック製品で従来のような特殊塗装工程を一切使用せず、金型表面に施した微細パターンを製品表面に転写させることで、
光吸収率99.8%以上の「圧倒的黒さ」を実現しました。
このため、従来必要だった2次工程(特殊塗装・コーティングなど)を省くことが可能になり、工程のスリム化や溶剤不使用による環境負荷の低減が期待できます。
この技術による環境・工程改善の可能性が評価されました。
この賞は四国地域イノベーション創出協議会の主催で、四国地域の産業技術発展に貢献した会社を表彰し、四国地域の産業技術の高度化に資することを目的としております。
当社はこれからもプラスチック成形技術を通じて、社会や地域へ広く貢献できるよう技術力向上に努めてまいります。
左 精密デバイス開発部のメンバーと(一財)四国産業・技術振興センターの守家祥司理事長(左から2番目)
右 【試作例】反射防止構造体を文字盤に使用した腕時計